M&Aの流れ
匿名相談から論点棚卸、地域商圏に合わせた候補先打診、DD・契約、引継ぎまで段階的に進めます。
候補先への開示と、周囲への説明を分けます。
初期は店名・所在地・顧客名を伏せた概要から検討します。ただし、業種や商圏の組合せで事業を推測される可能性はあります。誰に何を伝えるか、売り手の了承を得ながら進めます。
秘密保持契約(NDA)の締結後も、従業員・会員の個人情報や取引先の秘密を無制限に渡すものではありません。候補先への調査資料と、貸主・スタッフ・顧客への説明は目的と時期を分けます。匿名相談と秘密保持の考え方もご確認ください。

営業を続ける条件を、先に洗い出します。
世田谷の店舗や教室・会員サービスでは、物件を使えることと、予約・前受サービスを引き継げることを分けて確認します。株式譲渡と事業譲渡では必要な手続が異なります。
| 項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 店舗・契約 | 株式譲渡は法人が同じでも支配権変更・通知条項を確認。事業譲渡は賃貸借等の移転・再契約や必要な承諾を個別に確認します。 |
| スタッフ | 株式譲渡で雇用主は通常変わりません。事業譲渡で労働契約を移す場合は、従業員の真意による承諾が必要です。 |
| 許認可・予約 | 営業許可等は当然に移ると扱わず、方式に応じて所管先へ確認。回数券・予約・返金対応の担当と負担額を決めます。 |
許認可、貸主や取引先の承諾、融資審査、資料の準備状況によって期間は変わります。短期間での成約を前提にせず、必要な手続から日程を組みます。
相談から引継ぎまで、8段階で確認します。
図の全体像を、契約と決済を含む実務の区切りに分けると次の流れになります。

匿名で相談・概要整理
希望時期、雇用や屋号など守りたい条件、財務・店舗の概況を確認します。
NDA・開示先の了承
候補先との秘密保持を整え、売り手が了承した相手へ必要な情報を段階開示します。
面談・条件の比較
価格だけでなく、スタッフ、営業時間、代表者の引継ぎ期間などをすり合わせます。
基本合意
価格の考え方や調査期間を整理。独占交渉・秘密保持など、条項ごとの拘束力を確認します。
デューデリジェンス
財務・税務・法務等を調査し、賃貸借、前受金、未払費用、設備の状態を確認します。
最終契約
対象、価格、支払方法、表明保証、決済の前提条件、残る対応を文書で確定します。
決済・引渡し
必要な承諾等と入金を確認し、株式・資産、鍵、管理権限などを合意に沿って引き渡します。
引継ぎ・PMI
スタッフや顧客への説明、予約・返金窓口、請求や入金の切替を担当者ごとに確認します。
準備する数字は企業価値診断、説明時期の考え方は従業員・取引先への配慮へ。初回相談では、決まっていることと未確認の事項を分けてお伝えください。
売却を決めていない段階でも、匿名でご相談いただけます。
守りたい条件と、今どこまで開示してよいかを一緒に整理します。
